実は、“立体パズル”のようにできている
――それが、船づくり。
一隻の巨大な輸送船。その裏には、設計・製造・検査・管理など、たくさんのプロの手が関わっています。
しかも、それぞれが緻密に噛み合わなければ、完成には至りません。
そう、船は“立体パズル”のように組み上げられるもの。
一人では絶対につくれない。だからこそ、チームで働くおもしろさがある仕事です。
南日本造船は1974年の創業以来、大分の海から世界へ、数百隻の船を送り出してきました。
いま、私たちはこの“立体パズル”を一緒に組み上げてくれる仲間を探しています。
4つの仕事、それぞれのプロフェッショナル
私たちの仕事は、大きく4つの分野に分かれています。どの仕事も欠かせない“ピース”のひとつです。
① 設計|図面から、未来を描く

船づくりの出発点は、設計です。
お客様の要望を聞き取り、安全性や性能、作りやすさを考えながら図面を描いていきます。
基本設計はグループ会社「日本シップヤード」で行い、南日本造船ではそれをもとに、ブロックや配管などを細かく分解した「生産設計」を担当。
製造が始まる数か月前から「工作図」を作成し、現場部署に引き継ぎます。
図面は作って終わりではありません。
現場での不具合に対応したり、船主様の要望に応じて都度修正したり、完成直前まで関わります。
“船ができるまで”を支える、大切な仕事です。
② 製造|巨大な船を組み上げる!
製造は「船殻(せんこく)」と「艤装(ぎそう)」に分かれます。▼船殻

鋼板を切って部品をつくるところからスタート。 部品を組み合わせて「ブロック」にし、それらをつなげて船の形にしていきます。作業は協力会社と連携して進み、私たちは主にその工程管理や品質検査を担う施工管理の役割を果たします。船の形が完成したら、いよいよ「進水」。海水をドックに注ぎ、船を浮かばせますが、問題なく浮くかどうか緊張しながら見守ります。
▼艤装

進水後は、エンジン、クレーン、ウインチ、配管など、船に必要な装備を取り付けていきます。「船装グループ」「機電装グループ」「塗装グループ」など、 専門チームが連携しながら、最終工程を丁寧に進めます。塗装作業は天候に左右されるため、タイミングを見極めた工程管理も重要です。
③ 管理グループ|全体の“進行役”

どれだけ優れた技術があっても、安全・品質・工程が整っていなければ船は完成しません。
・「安全管理グループ」:事故を防ぐための教育・巡回・啓発活動
・「品質管理グループ」:国際規格に基づいた検査・品質保証
・「生産管理グループ」:工程や予算、工場設備の管理
それぞれの視点から、船づくり全体を支えています。
④事務・営業|現場の背中を押す、縁の下の力持ち

現場を支える仕事も、船づくりには欠かせません。
・「営業グループ」:船主様や監督とのやり取りや調整
・「購買グループ」:必要な部品や資機材の発注・納期管理
・「経理グループ」:会社全体のお金の管理・決算業務
・「人事総務グループ」:社員の労務・行事運営・環境整備
すべてのピースがつながって、船づくりの現場は動いています。
“チームでないとできない仕事”を、あなたと。

南日本造船が大切にしていることは、
「地味に働け、派手に遊べ」という働き方。
仕事も、プライベートも、どちらも全力で楽しんでほしい。
その想いから、働きやすさや制度の見直しにも積極的に取り組んでいます。
そしていま、世界の脱炭素化の流れを受けて、次世代の輸送船が求められています。
南日本造船も、未来にふさわしい船づくりへと舵を切っています。
世界を航る一隻の船は、無数のピースの集合体。
あなたも、そのひとつとして。
世界に届くものづくりを、私たちと一緒に始めませんか?